皆さまは、「仲卸」という仕事に対して、どのようなイメージを持っておられますか？
私は、切れ目のない人の営みにとっての重要な「鎹（かすがい）」であると思います。
青果は生産者さまから消費者さまの手に渡るまでに極めて多くのつながりを要します。
それは商品の流通という機械的な流れを指しているのではなく、生産者さまのあまたの努力による青果物としての実りを経て、消費者さまの食卓に上がり笑顔が実るまでのストーリーを指します。
我々仲卸は、それぞれのステージをつなげる鎹（かすがい）であり、ストーリーの主役になることはありません。
しかし、つなぎ手としての重要な立場に位置することで、青果物の安定した流通・供給という社会的使命は当然のことながら、つながりのある全ての方々に満足していただける形での「実り」や「思い」を届ける名脇役として、引き続き責任を果たしていくことをお約束します。
当社は間もなく創業より半世紀を迎えます。その間に多くの方に養われ、培った力は決して偽物ではありません。つながりを紡ぐ一員として皆さまの付加価値の最大化を担える企業になれるよう、一意専心にて社員一同研鑽（さん）を重ねてまいります。
今後とも一層のご支援、変わらぬご愛願を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
